震災から3週間が過ぎ、やっと今日あたりからは、
仙台市街地ではガソリンが並ばなくても買える(お店による)ようになった。
しかし動ける人は、震災直後から、津波に襲われた地域などに、
救援物資を届けるボランティアをやっている。
俺の知人では、平 了(たいら りょう)くんが、その活動をしている。
仙台でもまだ物資が不足している時から、
彼は、新潟まで物資の買い付けに行っては被災地に届けるということを繰り返している。
彼の行動力と、熱いハートには、本当に頭が下がる。
平くんが毎日の活動内容を書いているBLOGはこちら。
その一方で、海外からの支援を断ったり放置している、
バカな政府の、無能さやのんきさ、現状認識の甘さが海外でも話題だ。
そのバカさが一目瞭然のニュース記事はこちら。
毛布の仕様が合わないからと準備し直させるとか、バカじゃないのか?マジで。
毛布が無いばかりに、低体温で死んでしまう避難所の人たちが後を絶たないというのに。
マジであきれる。
話は元に戻って、震災後、ほぼ毎日のように平くんのBLOGを読んでは、
俺も何かできることはないかとウズウズ。
悲惨な被災地の現状を知るにつれ、
この状況はかなり長期化するということがわかる。
仙台の市街地でさえ、もうすでに震災は過去のことになりつつあるような雰囲気だ。
喉元過ぎれば熱さを忘れるで、
ライフラインが復旧して、以前のような生活ができるようになった人たちの中に、
自分たちが良くなれば、もうそれでいい的な人も出てきて、なんか腹が立つ。
先日、電磁調理器を5台ゲットしたので、平くんに託した。
そのとき、平くんから生の現場の声を聞いたんだけど、
俺ですら認識が甘かったと思い知らされた。
もう一度書くが、簡単に「復興」というひとくくりで済ませたいところだけど、
とにかく長ーい長ーい時間がかかると覚悟した方がいい。
そして仙台は、そんな沿岸部の被災地から一番近い、物資の豊富な都市だ。
物流もなんとか元に戻り、仙台市内にもやっと物が入ってくるようになった。
そんな東北の中枢である仙台が、沿岸部への支援やパイプ役をやらなくてどうする。
さらに、俺がいつも読んでいる、ガジェット通信というサイトに、
驚くべき記事が書いてあった。
仙台市の行政には怒りを覚える。仙台市のメジャーな避難所には物が溢れているのだ。
それで東京都庁で物資の受け付けをやっていて物凄い集まっていたのに、
仙台市はもう要りませんと断ったのだ(それで都庁も受け付けをやめた)。
今回は余震や原発の関係もあってボランティアはまったく足りていない。
特に僕らが回った6箇所の避難所には1人のボランティアもいなかった。
記事全文はこちら。
とある。
ビックリだな。
ということで、前振りが長くなりましたが、皆さんにお力をお借りしたいのです。
まくろび庵に、
被災地へ届ける救援物資を送ってください。
その時々の状況により、平くんに託すかもしれないし、
俺が直接現地に持って行くかもしれません。
平くんがBLOGに書いた、緊急性が高い救援物資は、
◇長靴
現場は釘や瓦礫がひどいため、ゴム長はすぐに穴が開いてしまいます。
◇ゴム手袋
軍手も大事ですが、復興・復旧に進む前に、絶望はしつつも懸命に家族を探している人達がワンサカおります。
泥やヘドロを進み、手で遺体を上げます。
目的とは違っても、見つけてしまった順番に彼等は手で救い上げています。
ゴム手袋が必要です。
◇ビタミン剤、風邪薬
連日いつ倒れてもおかしくないほど、友達や恋人、家族の捜索をしている彼等は、夜は夢を見てしまいまともに眠れていません。
皆さんの想像を絶する光景は心身共に極度の疲労に繋がります。
皆といると明るいけれど、せっかく津波に勝ったのに目の前で凍死してしまう人々を思い出してしまい、泣きだしてしまったり、精神的にも参っています。大の男がです。
せめて俺達は体のメンテナンスの助けになれればと思ってビタミン剤等を物資として送って頂いたり、何とか購入して彼等に渡しています。
◇下着
トイレットペーパーが潤沢ではないと下着が汚れてしまいます。
捜索をしている彼等は生活の基盤を整える以前の状態であることは先にも述べました。
下着、靴下はいくらあっても足りません。
洗濯機がありませんし、半日並んでコインランドリーという時間と気持ちにも余裕はありません。
女性用が足りていませんでした。
◇文房具(えんぴつ)
学校開始が間近です。
しかし、何もかもが足りておらず、商品数を限られたスーパー等での購入品目にえんぴつやノート、筆箱や下敷きは入り込めないのが現実です。
少しずつでも構いません。
かき集めれば、一つの学年が足りる、一つの学校が足りる、と考え方をシフトして頂き、ご自分のお子さま達の教育も兼ねて、「分けようぜ!」と、少しでも分けて下さい。
◇子ども靴
泥々でした。
替わりはありません。
◇チョコレート等の甘いもの
疲れたら甘いものが一番。
パンや食料に重視すると忘れがち、若しくは後回しにされますが、本当に重要です。
元気が出ます。
▼整髪料やシャンプーは沢山頂きましたが、今はそれほど必要がありません。
とのことです。
保存食やトイレットペーパー、生理用品なども喜ばれると思います。
俺が責任を持って中継いたします。
送り先は、
〒984-0051
宮城県仙台市若林区新寺3-12-32 まくろび庵
電話/FAX 022-295-7772
なお、お願いしておきながら大変恐縮なのですが、
箱を開けなくても中身がわかるように、
外側に何を入れたか書いていただけると大変助かります。
できれば、ヤマト運輸かゆうパックなどで。
佐川急便、福山通運はまだダメっぽいです。
仙台市内では、やっとガソリンが普通に手にはいるようになったので、
これを機に、被災地へ救援にいける人も増えると思います。
そして、ガジェット通信に、もうひとつ、
「マイナー避難所の支援方法」
という、大変参考になる記事があったので、
ご参考にしていただけるといいと思います。
微力ながら、俺も役に立ちたいと考えています。
何卒ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
食糧とか日用品ではなく、文房具や台所用品、食器などがあります。
ただ、個人的なもので、本当にわずかばかりしか集められないですし新品ではないですが、それでも大丈夫でしょうか?
行政の方では個人的なものは受け入れしていないとのことで、どうして良いか分からなくなり、こちらに問い合わせさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
ほんの少しだけになってしまい申し訳ないですが
新品の衣類を届けたいと思っております。
明日になるか明後日になってしまうかわかりませんが
まだ女川行きの救援物資間に合うでしょうか
ランドセル、女性用スニーカー、男性用ジャンパーなど使用済みですがまだ使えるものがあります。お送りしてもよろしいでしょうか?
まだ支援が行き届いていないところがあるのを知りつつ、どのように支援をして良いか途方に暮れておりましたので、近郊に住んでおられる方のお申し出がとても有難いです。本当にこのような機会を設けて下さり、有難うございます。
家族や親戚、友人知人を当たってみます。出来る限り集めてお送りしたいと思います。
しかし、時は遅く沢山集まったそうで締め切られました。
もし、こちらの方で必要な方がいらっしゃいましたら文房具など一緒に送らさせて頂けたらと思います。
卒業した今の中学一年生を中心に集めていますので新品では無いですが。
お返事お待ちしています。
昨日(4/10)に、女川の避難所に行ってまいりました。
後でBLOG記事にも書きますが、
現時点で、物資募集はある限定的な物以外は、
いったん締め切りとさせていただきます。
また、避難所や被災地を回ってみて思いましたが、
文具、衣類、食器類などの中古品はやはり受け取ってもらえません。
それが現実です。
では、受け取ってもらえなかった物資は、
いったん持ち帰ったとして、どうすればいいでしょうか?
捨てればいいのでしょうか?
それとも、どこにいるのかわからない、
それを欲している人たちを見つけるまで探せばいいのでしょうか?
電話さえままならない地区で、
中古の物資でもいいから欲しいという人たちを、
リアルタイムで探すのは、海に浮かぶ一枚の木の葉を探すようなものです。
しかも私たちは、自分たちの仕事をしながら行く時間を作っているのです。
お気持ちは大変ありがたいのですが、資源を無駄にしないためにも、
ご理解・ご了承をいただきますようお願い申し上げます。
詳細・報告記事は、また別に書かせていただきます。