
この記事は、珈琲バカ、まくろび庵BLOG、両方に書きます。
このたびは、皆様からの心のこもった温かいご支援、本当にありがとうございます。
4/10に、女川、七ヶ浜に、皆様から送っていただいた支援物資を届けに行ってきました。
そのときの時系列でのご報告記事はこちら。今回、たくさん集まりましたので、すべて車に積むことができず、
第1便として行ってまいりましたが、
おかげさまですべての物資を受け取っていただくことができました。
そして、今後の物資支援についてなのですが、コメント、メール、Twitterで、
「必要なものの状況は変わると思うので情報を出してください!」
というメッセージをたくさん頂戴し、俺もそのつもりで現地に入りました。
が、正直なところ逆にどうすればいいのかわからなくなってしまったのが本音です。
ニーズが、立場や環境によって、あまりにも多岐にわたりすぎるからです。
したがって、今後の物資支援について、主に4つの方法に絞ることにします。
1,女川町の災害対策本部に、正規ルートで直接送る。女川の災害対策本部では、保存の利く副食品であれば大歓迎と言っていました。
昨日、女川の災害対策本部の代理人の方が、「お願いタイガー」という、
災害用掲示板に、救援物資募集のトピックを立てていましたので抜粋します。
なお、ゆうパック、ヤマト便は、災害対策本部まで届くそうです。
【必要物資】食糧 4月12日(火)現在
主な食糧(おにぎり・パンなど)は届いていますが、副食品が足りません。
調理できない環境にありますので、簡単に食べられて、
日持ちがする食糧品のご支援をお願い致します。
・野菜ジュース ・インスタント味噌汁
・魚肉ソーセージ・ 缶詰 ・レトルト食品 ・調味料など
【送付先】
〒986-2224 宮城県牡鹿郡女川町字大原310 災害対策本部物資班宛
電話番号 080-5949-7547
●クロネコヤマト
●ゆうパック
が直接配送可能です。
【ご注意】
※被災地のボランティアの方々は、かなり疲れがたまっていらっしゃいます。
是非、以下をお守りくださるよう、お願い申し上げます。
★ダンボールに梱包して中には1種類のみを入れて発送して下さい。
★ダンボールの表面に大きな文字で「救援物資」と記載して「中身」の記載をお願いします。
(楽天さんなどに配送依頼する場合も、その旨を明記してください)
★救援物資はできるだけコンパクトにまとめてお送りください。
★支援物資は日々変って参ります。
お送りくださる前に今一度、確認をお願い致します
★衣類や日用品はとりあえず、足りているとの事ですので、決して送らないでください。
●お問い合わせはコメントか、平林 090-9389-6645 までお願い致します。
皆様の暖かいご協力をお待ちしております。掲示板本文はこちらのリンクよりどうぞ。注意事項にあるように、分別作業はとても大変で、
現地の方もとても疲弊しております。
分別が必要ないよう、必ず同じ箱に1種類のもののみで。
※たとえば、カンヅメだったらひと箱全部カンヅメ。
そして、箱を開けなくても確認できるように、
必ず、中身と個数を箱に書いてください。
2,支援金という形で現金でのご支援を送っていただき、
俺たちが必要なものを買い出しに行く。
必要に応じて大きなものも。(たとえば軽トラックとか)正規の窓口ではない必要物資は、個人レベルで欲しいものが全く変わってきます。
今回、女川で、キーマンとなる方数名の連絡先を聞いてきました。
俺たちが女川に行く2日前くらいに、そのキーマンに連絡し、
欲しいものをとりまとめてもらい、それを買い出しに行って届けます。
御用聞きってところですね。
どんな形にでも使えるのには、やはり、現金で送っていただけると大変助かることが、
今回しみじみわかりました。
仙台市内では、物流もほぼ通常どおりになりましたので、
ホームセンターにも物資が入るようになってきましたので、
調達はそんなに難しくないと思います。
そして、報告記事に書いた、Aさんのように、在宅避難をされている集落では、
車がすべて津波で流されてしまいました。
がれきの撤去をするにも何をするにも、今は体ひとつで作業しています。
ですので、皆様からの支援金を積み立てさせていただき、
Aさんがいる集落や他の集落の皆さんが共同で使えるような軽トラックが必要です。
食べ物、衣類など、生活に必要なものを送り続けるのもいいのですが、
せめて石巻に普通に商品が流通するようになれば、女川とほぼ隣町なので、
今度はAさんや集落の仲間が、自分たちで復興するために、
石巻に買い物に行ったりできるようになるのです。
現在、宮城県でも、行政所有の車を、被災地に恒久的に貸し出す案も出ているようですが、
たぶん、災害対策本部のようなところに配置され、末端の集落には行き渡らないでしょう。
また、電気が安定的に復活したら、スキルのある方に情報を発信していただいたり、
復興を地元で支援していくために、パソコンと通信機器が必要なので、
その購入資金に充てたりしようと考えています。
なので、皆さんからの支援金は、
こういった形で、より現実的なものに変換して使わせていただきたいと思います。
会計役を設け、どんなものを購入するのに使ったかという、管理・報告をしていきます。
先日、俺のパートナーの雪音りえさんが、
東京でコンサルタント業をしている松原靖樹さんの提案する、
復興支援のために直接募金プロジェクトに登録し、口座番号を公開しました。
今回のこの支援金のお願いは、このプロジェクトの活動の一環でもあります。
雪音さんの、直接募金プロジェクト記事はこちら。 【支援金振込先】
ゆうちょ銀行 18180−2−15362301
他の金融機関から振り込む場合
店名 八一八 店番 818 普通 1536230
口座名義 ホンマ リエ一口、1000円とさせていただきます。(何口でもOKです。)
また、まくろび庵にも募金箱を設置しました。
以前も記事に書きましが、津波で無くなってしまった町の復興には、
それこそ長い時間が必要です。
できる範囲で少しずつ、長ーく続けていくことが何より大切です。
なので、くれぐれも無理のない範囲でお願いします。
3,一部物資は継続的に
まくろび庵を窓口にして送っていただく。===========================
4月12日(火)現在
下記のものは、まくろび庵を窓口として募集します。
次回の支援物資を届けに行くのは4月19日(火)です。
4月17日(日)まで必着でお送りください。
それ以降の物は受け付けられません。
★ダンボールに梱包して中には1種類のみを入れて発送して下さい。
★ダンボールの表面に大きな文字で「救援物資」と記載して「中身」の記載をお願いします。
(楽天さんなどに配送依頼する場合も、その旨を明記してください)
★救援物資はできるだけコンパクトにまとめてお送りください。
===========================下記のものは、まくろび庵を窓口として募集します。
・マンガ全巻セット大人、子供とも読んで楽しいもの、暴力的な内容の少ないもの
※たとえば、ワンピース、ドラえもん、手塚治虫系、松本零士系、などなど
・娯楽用品やおもちゃ1人に1個必要なものは不可です。(たとえばニンテンドーDSなど)
トランプ、ボール、ボードゲームなど、みんなで使い回して遊べるもの
・保冷剤 緊急!大きいものから小さいものまでなんでもいいです。
あるぶんだけ送ってください。
ケーキを買ったときに付いてきたものでもなんでもいいです。
ご近所さんに声掛けして、ひっかき集めてください。
これは緊急を要します。
<送付先>
〒984-0051
宮城県仙台市若林区新寺3-12-32 まくろび庵
電話/FAX 022-295-77724,売り上げの一部を
被災地へ支援金として援助する商品をご購入いただく。現在、まくろび庵や、雪音ショウルームなどで、
売り上げの一部を復興支援の募金として使う商品の準備中です。
詳細は、商品の準備が整い次第、公開していきます。
今回、女川、七ヶ浜と回ってみて、支援物資のニーズもどんどんと変わっていきます。
正直、俺がBLOGで募集して送っていただき、仕分けし、持っていくころには、
もうニーズは終わっていたという感じです。
スピードが速い。
なので、送っていただいた物資か無駄なることの無いよう、
形を変えて募集することにいたしました。
物資についての現場の声を、
お友達のあだちちかこさんがBLOGに書いてくれました。
その記事はこちら。どうかご理解・ご協力いただきますようお願い申し上げます。